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最終更新日:2013年7月05日(金)


「花を活かした景観まちづくりセミナーin真狩」開催結果


 

「~羊蹄山の麓から~花を活かした景観まちづくりセミナーin真狩」開催結果

○日 程   6月17日(金)14:30~16:30             
○場 所   真狩村公民館 1階大ホール(真狩村字光4)
○参加者数  56名
         (羊蹄山麓地域のフラワーマスター、NPO団体関係者、真狩村住民、行政等)
○講 師   テーマ:「花がむすぶ人とまち」
                     講 師:土谷美紀さん(
株式会社サンガーデン常務取締役)
○主 催   真狩村、後志総合振興局、後志フラワーマスター連絡協議会
○後 援   北海道真狩高等学校、株式会社 真狩フラワー振興公社

 花のまちづくりのための人材育成や、協働による良好な景観への機運を高めることを目的として、真狩村において景観まちづくりセミナーを開催しました。
 講師の土谷美紀さんから、恵庭や洞爺湖町をはじめ各地における取組みを例に、花を活かしたまちづくりの手法や考え方などについて、ご講演をいただきました。
    

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(講演要旨)

○私は開拓農家の5代目で、父は50年ほど前に、農作物をつくるかたわら、花づくりと造園業を始めた。
○現在の会社は、花づくり、造園、そして、喫茶店・売店という3本柱で構成されている。恵庭では、花の苗を植えたり、6月の最後の土日のイベントの「花とくらし展」などに参加している。
○恵庭の恵み野地区は、30年くらい前からどんどん家が建って、新しい町ができあがったようだった。
   今は花のまちづくりで知られているが、昔は殺伐としたイメージであった。
 恵み野が一躍知られるようになったのは、「ミセス」という雑誌で紹介されてからで、それは恵み野に住む人たちの努力の積み重ねによるものであった。
 一コマを切り取って全体的なイメージとされる映像のこわさもあったが、住民の間に「見られる」という意識が生まれた。
○先ほど、真狩高校の生徒さんたちにハンギングバスケットを作っていただいたが、ハンギングバスケットはコンテナガーデンの一つの手法で、管理が難しい。なぜなら、小さい器の中でたくさんの花が生育し、また空中に掛けられるので乾きやすく、水やりの加減がわかりづらい、植え方次第で良くも悪くもなる。しかし、だからこそ面白い。
○花かざりは、「まちの花かざり」「庭の花かざり」「商業スペースの花かざり」の3種類ある。
 まずは、誰に見てもらうのか?誰に楽しんでもらうか?を考えなければならない。
 「まちの花かざり」の場合は、住民やさまざまな人たちの目に触れるということを念頭におく。「庭の花かざり」の場合は、それぞれの好みに従って個性的な花を植えることが可能。
 「商業スペースの花かざり」は、ホテルや結婚式場などで、花を使う方の気持ちを理解することが大事。商業スペースでは、立体的に四季それぞれの花を植えたコンテナを置くことで、季節感を演出することができる。何も植えない時間をつくらないように、常にきれいにしておくことが、求められる。
○2008年の北海道洞爺湖サミットをきっかけに3年間洞爺湖町で花の仕事をさせていただいた。
○花でおもてなしをしたいという希望があり、皆さんから具体的な意見をうかがったところ、花好きな人たちを発掘して、サミットが終わった後も継続して花づくりができるようにしたいとか、サミットの場所として町を選んでくれて感謝するという声があった。
 洞爺湖沿いの散策路は地植えをする場所がないので、それぞれ異なる形のハンギングバスケット 40数基を掛け、その後、ホテルの立ち並ぶメインストリートに、本州には見られない球根ベゴニアのハンギングバスケットを飾った。
 町の印象は目線の空間で決まると思うので、予算の縮小があっても、観光客が多く集まる洞爺駅前と温泉街のハンギングだけは、花のグレードを下げない方がいいと考えた。
 洞爺湖町での取組みは、2年目・3年目は、サンガーデンでハンギングを作ったりメンテナンスの方法を学ぶツアーを実施し、自分たちの町は自分たちで花かざりすることを学んでもらった。今年からは、地域の人たちがそれを実践している。
○花植えは、草取りなどの地味な作業の継続で成り立っている。地域の人たちの「きれいだね」「どうもありがとう」の一言が、継続する力となる。
   一人で黙々と作業をするのではなく、仲間と一緒にやっていくことが大切。        
○仕事で利尻富士町に行った際、町の人が花壇にいろんな花を植えたいという話をされたときに、「こんな自然の風景の素晴らしいところに園芸用の花を植えても、誰も見たくないのでは…」と言ったところ、「外の人は皆そう言うけど、地元の人は園芸雑誌に出ているバラの花を植えてみたいし、触ってみたいんだよ。」と言われ、目から鱗が落ちたような気がした。
  「この町にはこれ」というように正しい方法が決まっているわけではないので、「花のまちづくり」と大上段に構えず、自分たちの気持ちを表現できる花植えをやってみて、汗をかいた実践を基に、それからまちづくりのことを考えてもいいと思う。
       

               

  講演の後、土谷講師により、コンテナ及びハンギングバスケットの作り方を実演していただきました。参加者の皆さんは土谷講師の近くに集まり、手元を注視しながら、苗の植え方のポイントや留意点を熱心に聞いていました。

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  参加者との意見交換は、後志フラワーマスター連絡協議会の松田会長の進行により進められ、会場からは、花づくりに関する具体的な相談や、まちづくり活動についての質問などが寄せられました。


  セミナーに先立ち、真狩フラワーセンターにおいて、真狩高等学校の生徒たちを対象とした「ハンギングバスケット教室」を開催しました。高校生や地域住民など約20名が、土谷講師の指導を受けながら、ベゴニアをメインとしたハンギングバスケットを作成しました。

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完成したハンギングバスケットは、6月19日に開催の「羊蹄山真狩登山コースの山開き」イベント会場に飾られました。

 

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