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最終更新日:2018年11月20日(火)


羊蹄山麓の環境にやさしい農業技術(じゃがいも)


■ じゃがいも(倶知安町) ようていのじゃがいも
○羊蹄山麓の主なじゃがいも産地(面積の大きい順)
  倶知安町、京極町、留寿都村、真狩村、ニセコ町、
  喜茂別町、黒松内町、蘭越町
○羊蹄山麓のじゃがいも
  北海道のおいしい味覚と言えば、“じゃがバター”を思い浮かべる人も多いのでは。羊蹄山麓は、言わずと知れたじゃがいも産地。なかでも、男爵いもは日本一と言われています。夏の天候がよく、昼と夜の寒暖差があることから、でん粉価が高くて、ホクホク。また、貯蔵をすれば、でん粉が糖になり、甘さがアップ。羊蹄山麓では、おいしいじゃがいもが生産されています。

○じゃがいもが収穫されるまで
  4月に種いもの芽出しや切断など植付けの準備が始まり、7月下旬から9月下旬まで収穫されます。

じゃがいも


○羊蹄山麓で使われている環境にやさしい農業技術
健康なじゃがいもを生産する土づくり!
 じゃがいもの産地では、そうか病という病気の発生を抑えるために、土壌を適度な酸性にしますが、酸性化が進み過ぎてしまうと、じゃがいもの収穫量の減少や他の作物へマイナスの影響があります。
 そこで、羊蹄山麓では、健康な農作物を生産するため、農地の過去の栽培作物などがわかるマッピングシステムや土壌分析の結果を活用して、輪作体系の維持はもちろん、じゃがいも収穫後に地元で生産された堆肥や石灰資材などを計画的に散布したり、緑肥を導入するなど、土づくりを進めています。

(用語説明)
【輪作】
 同じ作物を続けて栽培すると、様々な障害が発生するため、じゃがいも、麦類、豆類、てん菜などの品目を何年かに1回のサイクルで作付すること。農作物が健全に生育し、安定生産が実現できる。

【地元で生産された堆肥】
 羊蹄山麓では、畜産農家から出る家畜ふん尿と、稲わらやバークなどを水分調整材として堆肥化する施設(堆肥センター)が2か所で稼働しています。
黒松内町堆肥センターの関連説明(酪農のページ)
ニセコ町堆肥センターの関連説明(メロンのページ)
 また、その他にも、地域内の畜産農家の堆肥が周辺農家で利用されています。
写真そうか病のじゃがいも
そうか病のじゃがいも


写真ほ場への堆肥散布
ほ場への堆肥散布
害虫に強いじゃがいもを導入!
 羊蹄山麓のじゃがいもの品種は、高い評価をいただいている「男爵」が中心ですが、害虫に強い「キタアカリ」や「とうや」などの導入も進み、農薬の使用を減らすことが可能となるとともに、消費者の多様なニーズに対応した各種特徴を持った品種が生産されています。

(用語説明)
【「キタアカリ」や「とうや」】
キタアカリ:カロチンやビタミンC含量が高く、つぶしサラダ、粉ふき、スープ、皮つきベークドポテトに適した品種。ポテトチップスや煮物には向かない。
とうや:舌ざわりがよく、煮物やスライスサラダに適した品種。ポテトチップスやコロッケの場合には、向かない。
写真害虫に強い品種「とうや」
害虫に強い品種「とうや」
農薬を使わない新しい技術を導入!
 じゃがいもを消費者の方々が、利用しやすく、食べやすい大きさに揃えるために、また、収穫作業の際にじゃがいもの皮がむけないようにするために、じゃがいも収穫の2週間程度前に茎葉処理を行います。
 近年、新しい技術としてリーフチョッパ(右写真)による機械処理が可能となり、羊蹄山麓では、早出しのじゃがいも(前進馬鈴しょ)を中心に利用しています。

(用語説明)
【前進馬鈴しょ】
 一般的な秋出し栽培(9月収穫)とは異なり、種いもを発根させて植え付けたり、種いも植付け後、べたがけ資材などで被覆し、収穫を7月下旬から8月中旬に早めた栽培方法。
写真リーフチョッパーよる茎葉処理作業
リーフチョッパーよる茎葉処理作業

写真茎葉処理後の畑
茎葉処理後の畑
※上記技術は、地域に導入されている技術であり、当該作物の全ての栽培で利用されている訳ではありません。

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