後志管内では、毎年山菜採りに伴う遭難事故が多発しており、道内一の山菜採り危険地域です。また、死者・行方不明者も発生しています。
後志管内の山菜採り遭難発生件数
発生件数 | 死亡者 | 行方不明者 (未発見) | |
---|---|---|---|
平成28年度 | 19件 | 2名 | 0名 |
平成29年度 | 28件 | 1名 | 1名 |
平成30年度 | 19件 | 1名 | 0名 |
令和元年度(平成31年度) | 14件 | 0名 | 1名 |
令和2年度 | 17件 | 0名 | 1名 |
捜索には、警察官、消防職員、消防団員、役場職員のほか、自衛隊の皆さんの多大な協力をいただいています。
このため、捜査が長期化すると、多大な労力と経費が発生してしまいます。
皆様、一人一人が十分な準備と慎重な行動を心がけてください。
山菜採り5か条
- 行き先や帰宅時間を家族に知らせましょう。
「自分だけの秘密の場所だから」では、万一の場合に捜索が遅れることになります。
行き先、帰宅時間等は必ず家族等に知らせてから出かけましょう。 - 単独での入山を避け、二人以上で声を掛け合い、位置を確認しましょう。
万が一迷ったら、一人では救助を求めることもできません。
たえず、同伴者と声を掛け合いお互いの位置を確認しあうことが大切です。 - 服装は目立つ色にしましょう。
白や黄色、蛍光色の服装がよく目立ちます。
万が一の場合には、救助隊やヘリコプターから発見されやすくなります。
発煙筒を持って行くとなお良いでしょう。 - 携帯電話や非常食、熊除けのための鈴やラジオを携行しましょう。
鈴や笛、ラジオなどの音の出る物は、熊除けや自分の位置を知らせるのに役立ちます。
非常食となるアメ玉やチョコレート、ビスケットなどを持って行きましょう。 - 迷ったときには、落ち着いた行動をとりましょう。
迷ってしまった場合には、むやみに歩き回らずに、雨、風や夜露に当たらない場所で救助隊の助けを待ちましょう。
ヒグマに注意しましょう!
- 山に入る前には、地元の人に聞くなど、熊の出没情報に気をつけましょう。
- 「熊の出没注意」の看板のある場所には入らないようにしましょう。
- 人の存在を早めにヒグマに知らせるため、鈴やラジオで音を立てるなどの工夫をしましょう。
- 足跡やフンを見たときには、すぐ引き返しましょう。