コックリ湖
平成20年8月4日撮影
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所在 : 蘭越町字御成 [ 道有林後志管理区 159林班 ]
ニセコ山系西端近く、雷電山の南西にあります。ニセコ山系の湖沼群では最大で、最も西に位置します。
周囲は樹齢200~300年ほどのダケカンバなどに囲まれ、風が穏やかな日には対岸の風景が湖面に逆さに映り、野鳥のさえずりや木々が風にそよぐ音以外には何も聞こえない秘境です。
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名前の由来
コックリ湖は、明治27年に 吉崎 福松 氏 によって発見され、後にその子 由太郎 氏 により、このあたりにキツネやタヌキがたくさん棲んでいたことから 「 狐狗狸 (こっくり) 湖 」 と命名されました。
これが転じて、現在では コックリ湖 とカタカナで表記されています。
福松 氏 の湖発見記には
「古老の話をもとに、ニシン漁夫を大勢引き連れて未踏のササ地を分け入り、やっと発見した。」
と記されています。
また同記には、「その後、養魚貯水池使用権を得て、ヒメマス卵やマスの養魚を放流した。」と記されています。
現在は、フナやコイの他にエゾサンショウウオが多数生息しています。
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コックリ湖への道のり
蘭越市街地と尻別川河口近くの蘭越町港町を結ぶ 「道道 北尻別蘭越停車場線」 の途上に、御成地区 の集落があります。
ここに 町道「吉国御成線」 への分岐点があり、そこに コックリ湖 への案内看板があるので、町道へ進みます。
500メートルほど進んだところで、再度 コックリ湖 への案内看板があるので、案内に従って脇道(砂利道)へ進みます。
終点まで行くと、ここがコックリ湖への探勝路の入口となります。
ここから先は徒歩になり、湖畔までは1時間10分ほどの道のりです。
途中、何度か渓流を渡ったり、季節によっては高山植物が咲いているのを見かけたり、疲れを忘れる爽やかさを体感できます。
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