農業大学校生の令和6年度1日研修会を開催しました

 令和6年9月18日、後志管内指導農業士の農場で30日間体験実習を受けた北海道立農業大学校の生徒3名を対象に集合研修を開催しました。当日は農業大学校の生徒の他、同農場で研修を受けていた酪農学園大学の学生や地域おこし協力隊の方も参加して頂きました。
 外山所長の挨拶のあと、後志の農業概要について普及センターから説明しました。
 講義は、講師の倶知安町の中﨑農業士より「私の農業経営」と題し、今後経営者になるにあたって経験値を上げる必要性や経営の仕組みづくりのポイント等自らの体験を交えながらお話頂きました。参加者からは、楽しくやりがいのある農業を目指していきたいとの声が聞かれました。

中崎農業士の話に熱心に聞き入る

 その後、先進的な農業経営を展開する「髙橋牧場ミルク工房」を視察し、(株)ニセコ風土の高井裕子取締役より酪農を軸に商品開発や人が集まる環境づくりの取組を伺いました。地域との関わりとして食の発信基地になるべくイベントを開催しているお話を伺い、参加者一同感銘を受けました。

羊蹄山が映える建物の配置を見ながらお話を伺う

髙橋牧場で羊蹄山をバックに

 最後に、JAようてい馬鈴薯集出荷貯蔵施設とJAようてい人参集出荷選別貯蔵施設をJAようてい京極支所の戸田課長の案内のもと視察させて頂きました。「自分たちが収穫した馬鈴薯や人参がどのように出荷されているのかがよくわかった」「なかなか一人では見せてもらえないのでとても良かった」等の感想が聞かれました。

空洞センサーの精度について説明を受ける

 研修会のあとは、受入農家さんや普及センター、振興局と交流会を行いました。農大生からは「体験実習をして親とは違う技術を学ぶことができて良かった」等の感想が聞かれ、受入農家さんからは一生懸命取り組む実習中の様子が伝えられ、絆が深まる会となりました。

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