*画像著作権(後志農業改良普及センター)
わい化病(SbDV)
ジャガイモヒゲナガアブラムシによって媒介されるウイルス病で、病徴には3タイプある。
・わい化型:葉柄・節間が著しく短縮する。
・縮葉型:葉脈が甚だしく短縮し、葉が縮緬状になる。
・黄化型:生育が進むにつれ、脈間が黄化する。
ベと病(Peronospora manshurica)
はじめ葉の表面に黄白色の小斑点が生じ、次第に暗灰白色~灰褐色になる。葉の裏面に汚白色のカビを生じる。
茎疫病(Phytophthora sojae)
地際部や下葉葉柄基部(付け根)から上下に水浸状の病斑が発生し、やがてくびれ枯死する。茎を切断すると、中心部に褐変症状が見られる。
斑点細菌病(Pseudomonas savastanoi)
主に葉が侵される。最初は小さい水浸状の病斑から次第に拡大し、大きな病斑となる。
タネバエ幼虫
種子内部が食害され、出芽しない。幼苗にも食入する。白いウジがいる
ツメクサガ幼虫
若齢幼虫は葉に小さな穴を開けるが老齢になると葉脈を残して葉を広く食害する。
マメシンクイガ
8月中~下旬に飛来し、産卵する。幼虫が未熟な莢内に侵入し、子実を食害する。
ダイズシストセンチュウ
ダイズシストセンチュウの被害ほ場
根にシストが多数寄生する。
高密度ほ場では、7月中旬以降に生育が抑制され草丈が低く茎葉が黄化する症状が現れる。莢は結莢しないものが多く、結実も劣る。黄化した葉は早期に落ち、収量も著しく低下する。
土壌のクラストによる生育不良
は種後の降雨等でクラスト化したほ場で発生。
大豆の被害粒
上から裂開粒、虫害粒(マメシンクイガ)、しわ粒、裂皮粒。