令和7年9月17日、後志管内指導農業士の農場で30日間の体験実習を行っている北海道立農業大学校の生徒3名を対象に集合研修を開催しました。当日は、農業大学校の生徒の他、京極町の地域おこし協力隊も参加して頂きました。
外山所長の挨拶の後、後志の農業概要についてクイズ形式で紹介しました。
講義は倶知安町の中﨑貴農業士が毎年担当して下さり、「私の農業経営」と題し、20代のうちにやっておきたい事や30代からの農業経営への取り組み姿勢等、自らの経験を交えながらお話を頂きました。農大生からは「経営計画を練って見極めたい」「新しい取組をしながら経営向上を図っていきたい」等の感想が聞かれました。
その後、先進的な農業経営を展開する「髙橋ミルク工房」で髙橋守指導農業士から、農家のイメージを伝える商品開発や省力化にむけた投資の取組についてお話を伺いました。さまざまな人との出会いの中で、経営スタイルを変化させ、つながりは大切とのお話に感銘を受け、ソフトクリームやシュークリームを美味しく頂きました。
「自分で作っていく農業経営は楽しい」と話す中崎農業士
「支えられてここまでやってきた」と話す髙橋指導農業士
最後に、JAようてい馬鈴薯集出荷施設とJAようてい人参集出荷選別貯蔵施設をJAようてい京極支所の戸田課長の案内のもと視察させて頂きました。消費者へ良いものを届けるため、センサーを導入するとともに多くの人が選別している様子や出荷先について説明を受けました。
戸田課長からは、就農後、自分たちのJAをより良くしようと意見をどんどんいってもらいたいとのメッセージがありました。
1日研修後は、幹事役の指導農業士さんが交流会を主催し、農大生、地域おこし協力隊、受入指導農業士さん家族と普及センターが参加しました。農大生からは、実習にあたっての感謝の言葉が聞かれ、指導農業士さんからは農大生へのエールが送られました。
空洞センサーの精度を説明する戸田課長
交流会で感謝を伝える農大生