小麦の病害虫及び生理障害

*画像著作権(後志農業改良普及センター)

雪腐黒色小粒菌核病(Typhula ishikariensis)

雪腐黒色小粒菌核病(Typhula ishikariensis)

罹病茎葉上に球状(1mm)の菌核を生じる。積雪下ではオレンジ色であるが、融雪後褐色になり後に黒色になる。

雪腐褐色小粒菌核病(Typhula incarnata)

雪腐褐色小粒菌核病(Typhula incarnata)

根及び茎葉に約2mm位の短楕円形の褐色の菌核を生じる。

雪腐褐色小粒菌核病(Typhula incarnata)

株元に寄生した菌核。

紅色雪腐病(Monographella nivalis)

紅色雪腐病(Monographella nivalis)

融雪後に茎葉の一部が淡紅色となり、ときに淡紅色のカビを生じ枯死する。菌核は生じない。

うどんこ病(Blumeria graminis)

うどんこ病(Blumeria graminis)

下葉に灰白色のうどんこ状の斑点が現れ、上位葉に進展し、その後、葉全体に広がる。穂・稈にも現れる。

赤かび病(Gibberella zeae (Fusarium graminearum) 他)

赤かび病(Gibberella zeae (Fusarium graminearum) 他)

開花後、小穂が点々と褐変し、白く枯れ、穂に淡紅色のカビが見られる。

赤さび病(Puccinia recondita)

赤さび病(Puccinia recondita)

地上部各部位に赤褐色の小斑点(約1mm)ができる。その後、葉、葉鞘、稈、穂に感染し、触れると手や衣服に胞子が付着する。

縞萎縮病(Wheat yellow mosaic virus)

縞萎縮病(Wheat yellow mosaic virus)

発生部分は葉に退緑斑点が現れ、のちに黄白色になり縞状となる。

縞萎縮病(Wheat yellow mosaic virus)

発生部分の拡大図。

ムギヒゲナガアブラムシ

ムギヒゲナガアブラムシ

穂に多数寄生した場合、稔実不良となり品質を低下させる。

アワヨトウ

アワヨトウ幼虫

主にイネ科作物を食害する。大量発生すると黒色型の幼虫が発生し、被害が大きくなる。

幼虫の頭部拡大 八の字型の模様が特徴(終齢幼虫体長 35~40mm)

幼虫の頭部拡大 八の字型の模様が特徴(終齢幼虫体長 35~40mm)

成虫 (開張35~43mm)

成虫 (開張35~43mm)

ムギキモグリバエ

ムギキモグリバエ

春まき小麦の加害状況、出穂しても白穂になる。

酸性障害

酸性障害

低pHほ場における生育障害による生育不良。

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