●寿司作り体験(清寿司支店:岩内町)
積丹半島の南の付け根に位置し、日本海に面する港町・岩内町は、豊かな海の幸が自慢のまち。
ここ数年は寿司などの新鮮な魚介を目当てに、ニセコへ遊び来た外国人観光客も岩内町まで足を運んでいるとか。
そんな幅広いお客様が集まっている岩内町では、冬限定ですが地元の寿司店が寿司作り体験プログラムを行っています。
一体どんな体験内容になっているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
岩内町で寿司作り体験ができるお店の名前は、清寿司支店(せいずししてん)。道の駅いわないの向かいにある人気店です。
2024年の冬にはお店の外装をリフォームして、おしゃれなのれんとマッチした店構えになっています。
さて、寿司づくり体験ですが、席にはあらかじめ、切り身や魚卵などの寿司ネタが7~8貫分が用意されていて、作業台、シャリ、お皿、手洗いボウル、といった握り寿司を作るセットで万端に備えられていました。
まずは、ネタの魚の特徴やその産地について、清寿司支店の店長・杉山さんから説明をいただきます。ひと通りの知識を持ったら、次は実践編に移っていきます。
実践編その1は、「軍艦巻き」の海苔の巻き方を学びます。見様見真似でやると失敗しそうな「軍艦巻き」ですが、プロからコツを教えてもらえます。
あらかじめ用意されていた寿司ネタの中には、ウニとイクラが1点ずつ小皿に盛りつけてあり、その隣にはカット済みの海苔も置かれていて、至れり尽くせりになっています。
最後は、握り寿司の基本となる「玉しゃり」の握り方。酢飯を片手でとってシャリ玉を作り、必要ならわさびなどを入れて、その上にネタを載せて握ります。
握り方は、寿司職人の技術が最も発揮されます。本手返し、小手返しといった動作の名前が存在するほど研究発達しています。
寿司の握り方が初めてとなる参加者がどこまで再現できるのか、とてもやりがいのある挑戦になります。
万一食品アレルギーなどの事情がありましたら、申込み時のリクエストにより、いなり寿司や手巻き寿司に変更できます。
握り寿司と同じように、こちらも事前に材料を用意してあり、店長の杉山さんから作り方を教えていただくことができます。
寿司作りに奮闘すること約50分。上手にできた人も、思った通りにならなかった人も、皆で作った力作をおいしく一緒にいただきます。
完成品を隣の人と食べ比べることも、楽しい体験になります。
この体験プログラムを通じて、寿司職人の知識と技術の一端に触れることができて、日本の食文化ってすごいなと感じられるに違いありません。
また、外国人観光客にとっても、日本での異文化体験になるのはもちろんですが、食べてはいけない食材が多いイスラム教文化圏の方々にとっても、魚介を使った料理なら食べられるものが非常に多くなります(一部宗派で貝類、イカ、タコ、エビ、カニ、ウナギなどのウロコのない魚介類を禁じている)。
清寿司支店の寿司作り体験は、現在は主に旅行会社が手配した教育旅行・団体旅行に利用されていますが、ご夫婦や親子三世帯のグループなども利用しているそうです。
インドアならではの、年齢差・体力差を問わないアクティビティも素晴らしい思い出になることでしょう。
<アクティビティ料金>
●寿司作り体験(90分) お一人様5,500円(税込)
・最小催行人数5名
<お申込み・お問合せ>
清寿司支店
岩内町万代18-7道の駅いわない前
TEL.0135-62-0982(お申込みは電話受付のみ)
https://www.facebook.com/seizushi.shiten/